サウナは健康にいい?期待されるメリットと心地よく楽しむためのポイント
「サウナに入ったあとは、なんだか気分がすっきりする」
「サウナが好きだけれど、実際に体にはどんな変化が起きているのだろう?」
そんな疑問を持ったことはありませんか。
サウナは古くからフィンランドなどで親しまれてきた文化で、日本でもリフレッシュやリラックスを目的として楽しむ人が増えています。
近年ではサウナと健康との関係についてさまざまな研究が行われており、温熱による血流や心拍数などの変化のほか、継続的なサウナ利用と健康状態との関連も研究されています。
一方で、「サウナに入れば必ず健康になる」「病気を予防できる」と言い切れるものではありません。健康との関連を示した研究には観察研究も多く、まだ明らかになっていないこともあります。
大切なのは、健康効果だけを求めて無理をするのではなく、自分の体調に合わせながら心地よく楽しむことです。
この記事では、サウナに入ったときに体で起こる変化や、研究されている健康との関係、「ととのう」と呼ばれる感覚、そして安全にサウナを楽しむためのポイントをわかりやすく紹介します。
サウナに入ると体では何が起こる?
サウナ室に入ると、高温の環境によって体は熱を受けます。
体温を調節するために発汗が起こり、皮膚の血管が広がることで血流にも変化が生じます。また、サウナ利用中には心拍数が上昇することも知られています。
こうした反応は、暑い環境のなかで体温を調節しようとする体の自然な働きです。
サウナから出て休憩すると、熱による刺激から解放され、徐々に体が落ち着いていきます。
サウナの気持ちよさは、単に「たくさん汗をかくこと」だけではなく、温かな環境で過ごし、そのあとゆっくりと休む一連の時間にもあるのではないでしょうか。
汗をかくことだけが目的ではない
「たくさん汗をかいた方がサウナの効果が高い」と考えてしまうことがありますが、汗の量には個人差があります。
また、発汗は体温調節のための生理的な反応です。
汗を大量にかくことそのものを目的にして長時間我慢する必要はありません。
「何分入ったか」「どれだけ汗をかいたか」よりも、その日の体調を確認しながら無理をしないことが大切です。
サウナと健康について、どこまで分かっている?
サウナと健康との関係については、世界各地でさまざまな研究が行われています。
特にフィンランド式サウナについては、継続的な利用と心血管系の健康などとの関連を調べた研究があります。
ただし、ここで注意したいのが「関連があること」と「サウナによって健康になったこと」は同じではないという点です。
サウナを頻繁に利用する人には、運動習慣や生活環境など別の特徴がある可能性もあります。
そのため、現在の研究結果だけから「サウナに入れば病気を予防できる」と考えるのではなく、健康との関係について研究が続けられている段階と理解しておくことが大切です。
リラックスや休息の時間として楽しむ
健康上の効果とは別に、サウナを「リラックスするための時間」として楽しんでいる人も多くいます。
サウナ利用者を対象とした調査では、利用する主な理由としてリラックスやストレス軽減などが挙げられています。また、睡眠について良い変化を感じたと回答した利用者も多くいました。
ただし、これは利用者自身の回答をもとにした調査であり、「サウナに入れば睡眠が改善する」と因果関係を証明したものではありません。
それでも、スマートフォンや仕事から少し離れ、温かな空間で静かに過ごすことは、忙しい毎日のなかで自分自身と向き合うきっかけになります。
サウナを健康のための「義務」にするのではなく、気持ちよく休むための選択肢として取り入れるのもひとつの楽しみ方です。
「ととのう」とはどんな感覚?
日本のサウナ文化では、サウナ・水風呂・外気浴などを組み合わせたあとに感じる独特の心地よさを「ととのう」と表現することがあります。
ただし、「ととのう」は医学的な診断名や、特定の健康効果を示す言葉ではありません。感じ方にも個人差があります。
温かさと冷たさによって体には変化が起こる
サウナでは熱によって皮膚の血管が広がり、水風呂などの冷刺激を受けると反対に血管が収縮します。
このように温度環境が大きく変われば、心拍数や血圧などにも変化が生じます。
だからこそ、「ととのうためには水風呂に必ず入らなければならない」と考える必要はありません。
冷たい水が苦手な場合には無理をせず、外気浴や休憩だけを取り入れるなど、自分に合った方法で楽しみましょう。
外気浴は「何もしない時間」を楽しむ
サウナ室を出たあと、椅子やベンチに座ってゆっくり過ごす外気浴。
風を感じたり、景色を眺めたり、目を閉じて休んだり。
サウナ室とはまったく違う環境で静かに過ごす時間も、サウナ体験の大切な一部です。
「ととのわなければ」と頑張るのではなく、自分が心地よいと感じられることを大切にしてみてください。
時間に縛られないサウナの楽しみ方
サウナについて調べると、「サウナ○分、水風呂○分、外気浴○分」といった入り方を目にすることがあります。
目安として参考になることはありますが、必ずその時間まで入らなければならないわけではありません。
体調や暑さの感じ方、サウナ室の温度や湿度などによって、心地よく感じられる時間は変わります。
我慢比べにしない
サウナで特に大切なのは、無理をしないことです。
「あと1分だから」と我慢したり、周囲の人より長く入ろうとしたりする必要はありません。
暑さがつらい、気分が悪い、めまいを感じるなどの異変があれば、すぐにサウナ室から出て休みましょう。
水風呂も無理をしない
サウナのあとに水風呂へ入ることを楽しみにしている方もいますが、冷たい水が苦手な方もいます。
無理に水風呂へ入る必要はありません。
急激な温度変化は循環器系への負担になることもあるため、自分の体調や体質に合わせることが大切です。
サウナを安全に楽しむために知っておきたいこと
サウナは高温環境で汗をかくため、楽しみ方によっては脱水やめまいなどにつながることがあります。
サウナ利用者を対象にした調査でも、利用中や利用後の不調として、めまいや脱水、頭痛などが報告されています。
安全に楽しむためにも、無理をせず、その日の体調を優先することが大切です。
利用前後には水分補給を
サウナでは発汗によって体内の水分が失われます。
利用前後や休憩中には適宜水分をとり、水分不足にならないよう意識しましょう。
大量に汗をかくことを目的に、必要以上に長くサウナ室へ入ることは避けます。
飲酒後のサウナは避ける
お酒を飲んだあとのサウナ利用は避けましょう。
アルコールとサウナを組み合わせることで、血圧低下や失神などのリスクが高まる可能性があります。安全に楽しむためにも、飲酒している状態でのサウナ利用は控えることが大切です。
体調が悪いときは利用しない
発熱しているときや強い疲労感があるとき、体調に違和感があるときは、無理にサウナへ入らないようにしましょう。
また、持病がある方や治療中の方など、サウナ利用について健康上の不安がある場合は、事前に医師などの医療専門家へ相談してください。
サウナを利用できるかどうかは一律に判断できるものではなく、その人の健康状態や治療状況などによって異なります。
プライベートサウナだからこそ楽しめる『自分のペース』
サウナの楽しみ方に、ひとつの正解があるわけではありません。
静かに過ごしたい日もあれば、家族や友人と会話を楽しみながら入りたい日もあります。
温度の好みも、ロウリュのタイミングも、休憩時間も人それぞれです。
公共のサウナには多くの人と空間を共有する楽しさがありますが、プライベートサウナには、周囲を気にせず自分たちのペースで過ごせるという魅力があります。
サウナ室だけでなく「過ごす時間」を考える
ハコサウナが大切にしたいのは、単に高温になるサウナをつくることだけではありません。
サウナ室で温まり、外へ出て風を感じ、椅子に座ってゆっくり休む。
そうした一連の時間まで含めて、サウナ体験だと考えています。
自宅や宿泊施設、事業地など、サウナを設置する場所によって周囲の景色や環境も変わります。
その場所ならではの環境を活かしながら、自分たちにとって心地よいサウナ時間をつくっていくことも、プライベートサウナの楽しみ方のひとつです。
まとめ|サウナは「無理をせず、心地よく」が大切
サウナに入ると、温熱によって発汗し、血流や心拍数など体にさまざまな変化が起こります。
また、サウナと健康との関係についてはさまざまな研究が行われており、継続的な利用と健康状態との関連を示す報告もあります。
一方で、現在の研究だけから「サウナに入れば健康になる」「病気を予防できる」と断定することはできません。健康効果だけを目的に無理をするのではなく、自分の体調に合わせて楽しむことが大切です。
何分入るか、何セット行うか、水風呂に入るかどうか。
決められた形に合わせるのではなく、その日の自分にとって心地よい過ごし方を見つけてみてください。
ハコサウナでは、サウナ室そのものだけでなく、そこで過ごす時間や周囲の環境まで含めたサウナ空間を大切にしています。
日常のなかに、自分のペースでゆっくり過ごせる時間をつくる。
そんなサウナの楽しみ方も、選択肢のひとつではないでしょうか。