ヴィヒタとウィスキングの違いとは?サウナ初心者向けに解説
サウナについて調べていると、「ヴィヒタ」や「ウィスキング」という言葉を目にすることがあります。
どちらも葉のついた枝の束が登場するため、「ヴィヒタとウィスキングは同じもの?」「枝葉で身体を叩くことをウィスキングというの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ヴィヒタとウィスキングは深い関係がありますが、同じ意味ではありません。
簡単に整理すると、ヴィヒタは主に白樺などの枝葉を束ねたもの。ウィスキングは、そのような枝葉の束を使いながら、サウナ室の熱や蒸気などを活用して行うサウナ文化・技法です。
この記事では、ヴィヒタとウィスキングの違いをはじめ、それぞれの特徴やウィスキングでヴィヒタをどのように使うのか、初めて体験するときに知っておきたいポイントまで、ハコサウナが初心者向けにわかりやすく解説します。
1. ヴィヒタとウィスキングの違いを簡単に解説
まずは、それぞれの意味を整理してみましょう。
ヴィヒタ
主に白樺などの枝葉を束ねた、サウナ文化の中で使用されるアイテム。
ウィスキング
ヴィヒタのような枝葉の束を使い、身体へ触れさせたり、サウナ室の熱や蒸気などを活用したりするサウナ文化・技法。
つまり、**「ヴィヒタ=道具」「ウィスキング=ヴィヒタなどを活用した体験・技法」**と考えると違いが分かりやすくなります。
ヴィヒタをサウナ室に吊るして香りを楽しむだけなら、それを必ずしもウィスキングと呼ぶわけではありません。
反対に、ウィスキングでは枝葉の束が重要な役割を持ちますが、使われる植物や呼び方、具体的な方法は地域や流派、施術者などによって異なる場合があります。
2. そもそもヴィヒタとは?
ヴィヒタは、フィンランドのサウナ文化と関わりの深い枝葉の束です。
日本では白樺を使ったものがよく知られています。フィンランドでは「vihta(ヴィヒタ)」のほか、地域によって「vasta(ヴァスタ)」という呼び方もあります。
ヴィヒタは身体へ触れさせるだけでなく、サウナ室に吊るすなどして植物の香りを楽しむこともあります。
また、生の枝葉を使用したものだけでなく、保存しやすいように乾燥させた商品も販売されています。
乾燥ヴィヒタの場合は、商品によって水やぬるま湯などで戻してから使用することがあります。ただし、適切な温度や時間は商品によって異なるため、販売元が案内している使用方法を確認することが大切です。
ヴィヒタそのものの使い方について詳しく知りたい方は、「ヴィヒタとは?サウナで使う白樺の葉の意味と使い方を解説」もあわせてご覧ください。
3. ウィスキングとは?
ウィスキングは、枝葉を束ねた「ウィスク」を使いながら行うサウナ文化・技法です。
日本では、利用者がサウナ室のベンチなどで横になり、施術者が枝葉の束を使って身体へ触れたり、周囲の熱や蒸気を動かしたりするスタイルを目にすることがあります。
ここで覚えておきたいのが、ウィスキングは単純に「枝で身体を叩くこと」ではないという点です。
身体へやさしく触れる、なでるように動かす、枝葉を使って熱を感じさせるなど、さまざまな方法があります。
具体的な進め方は施術者やサービスによって異なるため、「ウィスキングなら必ずこの手順」という一つの方法があるわけではありません。
また、ウィスキングはフィンランドだけに限定されたものとして考えるより、北欧・バルト地域やロシアなど、地域ごとに異なるサウナ・蒸気浴文化との関わりを持つものとして理解した方がよいでしょう。
4. ウィスキングではヴィヒタをどう使う?
ウィスキングでは、ヴィヒタなどの枝葉の束を身体へ直接触れさせるだけでなく、サウナ室の熱や蒸気を扱うためにも活用します。
たとえば、枝葉を身体の近くで動かしたり、やさしく触れさせたりしながら、サウナ室内の熱を感じてもらう方法があります。
枝葉そのものの香りや、肌へ触れたときの感触も、ウィスキングを構成する要素のひとつです。
そのため、「強く叩けば叩くほど本格的」というものではありません。
むしろ、本格的なウィスキングではサウナ室の環境や利用者の状態などを見ながら進められることがあります。
初めて体験する方は、自己流で強く身体を叩くのではなく、専門のサービスなどで実際のウィスキングを体験してみると、その違いを理解しやすいでしょう。
5. 自分でヴィヒタを使うのとウィスキングは何が違う?
ヴィヒタは、必ずプロの施術を受けなければ楽しめないものではありません。
施設のルールで認められていれば、自分でヴィヒタを使って植物の香りを楽しんだり、枝葉を身体へやさしく触れさせたりすることもできます。
一方、施術者によるウィスキングでは、枝葉を使うことに加えて、サウナ室の熱や蒸気、利用者の体感などを考慮しながら進められる場合があります。
ここが、自分でヴィヒタを楽しむ場合との大きな違いです。
ただし、どちらが「上」というわけではありません。
ヴィヒタの香りを気軽に楽しみたい場合と、専門的なウィスキングを体験してみたい場合では、目的が異なります。
自分に合った方法で楽しむことが大切です。
6. 初めてウィスキングを体験するときのポイント
初めてウィスキングを受ける場合は、まずサービス内容を確認しましょう。
施術時間や方法、使用する植物、サウナ室での過ごし方などは施設によって異なることがあります。
また、ウィスキングは高温環境のサウナ室で行われることがあるため、熱さや体調について無理をしないことが重要です。
熱さがつらい、めまいや吐き気がする、強い息苦しさを感じるなど、体調に異変を感じた場合は我慢せず施術者へ伝えましょう。
植物を肌へ直接触れさせる場合もあるため、植物に対するアレルギーや肌への不安がある方は、事前に施設や施術者へ相談しておくと安心です。
飲酒後や体調がすぐれないときのサウナ利用も控えましょう。
そして、施設によってはヴィヒタの持ち込みやセルフでの使用を認めていない場合があります。自分で使用するときは、必ず施設のルールを確認してください。
まとめ|ヴィヒタとウィスキングの違いを知ってサウナ文化を楽しもう
ヴィヒタとウィスキングは関係の深い言葉ですが、意味は異なります。
ヴィヒタは主に白樺などの枝葉を束ねたアイテム。ウィスキングは、ヴィヒタのような枝葉の束を使いながら、身体へ触れたり、サウナ室の熱や蒸気などを活用したりするサウナ文化・技法です。
ヴィヒタは香りを楽しむなど、比較的気軽な方法でも取り入れられます。一方、本格的なウィスキングでは、施術者によって熱や蒸気、枝葉などを組み合わせた体験が提供されることがあります。
違いを理解しておくと、サウナ施設でヴィヒタやウィスキングを見かけたときにも、それぞれの楽しみ方が分かりやすくなるでしょう。
ハコサウナでは、ロウリュや薪サウナ、ヴィヒタなど、サウナをより深く楽しむための情報を発信しています。
いつものサウナから少し世界を広げて、ヴィヒタやウィスキングを通してさまざまなサウナ文化に触れてみてはいかがでしょうか。